フランス

パリ空港からの電車で盗難に遭ってみた

どうも、久方ぶりの奥村でございます。

現在セネガルに移住し、アパートを賃貸し、一人暮らしを始めたところでありますのよ。

2018年6月23日に出国したわけでして、なぜかくも長き間ブログ更新がなかったのかと問われますれば、それはひとえにパソコンを盗まれたからに他なりませんわと速答する準備だけは万端でございました。

一回スマホでブログいじろうと試みたんですけどね、操作ミスで記事1つ消えてしまったのがトラウマとなって私の精神を蝕むようになって以来パソコン以外でブログいじるの断念しましたw

さてさて、日本を発って1ヶ月以上になるわけですからブログネタに事欠かざること鬼の如しです。

しかし今から1ヶ月分を振り返ってもれなく記事にしていくタフな作業は寿命を縮めることにつながりかねませんから、今回の記事ではパリでの盗難というイベントに焦点を当てながら”人って大事やな”というごくごくありふれた結論にまとめ上げていくまでの軌跡をお楽しみいただこうかなと考えておりますのよ、いいかしらん。

 

では早速。

2018年6月23日、意気揚々と実家の和歌山を出発し、関空からドバイへ。

なぜドバイなのか?

これに関してはセネガルまでのルートから逆算して説明せねばなりますまい。

日本からセネガルまでの主な行き方は2つ。

1、日本→エチオピア→セネガル

2、日本→パリ→セネガル

去年はエチオピア経由だったので今回はパリ経由を選んだ私。

そしてパリまでのフライトにおいてもケツの体力が持つ自信のなかった私はドバイにて降りることに。

意味もなく2泊しました。

ドバイモール

アラブ料理

噴水ショー

おっさん

ドバイもなんかおもろいことあった気がするのですが、パリでの盗難の方がインパクト強かったんで割愛しますw

 

2泊のドバイ滞在を経てパリのシャルルドゴール空港へ到着。

空港にてSIMカード購入。

前年のセネガルでの学びを活かそうとイキってフランス語で話そうとするも、ボンジュール以外全て忘れてしまっているという衝撃の事実。

フランス語むずし。

で、空港から予約してあるホテルのあるパリ市内へ向かう電車に乗り込む。

パリ到着後30分で人生終わるw

電車に揺られながら携帯にてホテルの場所をチェック中、変な男が近づいてきます。

男は私の座っている席近くにて硬貨をぶちまけました。

「なんやねんこいつw」などと思いながら私は携帯に鬼集中していたので無視。

怪しい男「硬貨そっちに落としたんやけど、椅子の下見てくれ。」

私「どこ?」

怪しい男「もっと奥?」

私「いや、もうないで」

怪しい男「まじか。ありがとう。」

そうこうしている内に止まった駅にて降りて行った男。

私はまた携帯の画面に目を移し、ホテルの場所チェック。

そして1分後。

 

私「あれ?? カバンないねんけど??w」

普通に謎すぎて謎でした。

現場画像

画像にある席の右側にハンドバックを置き、通路側に私が座っていたのです。

普通にカバンがなくなっている意味がまじで理解できませんでしたよねw

私「へ???w どゆこと??w」

と、パニック障害マインドセットにて考えるに、

怪しい男が硬貨を落とし、拾うのを手伝うように言われ椅子の下を覗いている間に別の男がカバンを盗んでいたのではないかということに。

で、これ、空港からパリ市内へ向かうREPという電車内でよくある盗難イベントらしいのです。

あまりのプロさに普通に感心してしまった私。

 

カバンの中には、

パスポート、現金全て、クレジットカード、キャッシュカード、macbook、免許証、スーツケースの鍵・・・

 

と、大切なものは一式失わさせていただきましたw

残ったものは、iphoneと服しか入っていない開けらないスーツケースの2点のみ。

時刻はすでに夜の9時です。

ワロタw

こういった不慮の事態が発生した時にまず何をすればいいと思いますか?

ふと中村天風師の訓言を思い出した私。

失望したり、落胆したりする事象があったとき、普通の人がよくやる間違いは現在の失望・落胆を取り戻そうと、その事象の解決にすぐ取り組むことなんだ。

先ず失望・落胆している気持ちを奮い立たせ、元気を取り戻すことが何より大事なのだ。

もしもこの出来事に対して意気を消沈し、意気地をなくしてしまえば、自分の人生はちょうど流れの中に漂う藁くずのような人生となって、人間の生命の内部光明が消えてしまうということに気がつかなきゃいけない。  

                             『心に成功の炎を

これを実践するタイミングやなと一瞬で気がついた私は、

・警察にいく

・犯人の特徴を思い出す

・近くにいる人に助けを求める

・大使館に連絡する

・クレジットカードを停止する

などではなく、、、

元気を出す

という作業から始めましたw

といってもうろたえることもあまりなく、1秒後には普通に元気だった私ですw

皆さんももし海外などでトラブルに遭われた際は、

「うわ〜最悪や、、、どうしよう、、、もうあかんわ、、、泣きたい、、、日本帰りたい、、」

となるのではなく、先ずは

「我が人生にもおもろいネタ作りイベントが発生してきたわけですなw」

といった具合にポジティブに捉えることで冷静さを取り戻したいところですよね。

ガッツリ盗難にあった後もメンタル的には非常に健康的だった私、しかし現実がピンチだという状況それ自体は何一つ変わっていません。

一つ一つ対処していかなあかんわけですね。

まずは警察へレッツゴーです。

といってもまだ電車の中やし、初めてのパリで自分がどこにいるのかも全然わからん状況。

車内にいる人々に助けを求める私。

「ちょ、すんません、カバン盗まれたんですけど、誰か見てません?近くの警察どこっすか?」

と。

すげえ自信満々かつセミナー講師のように電車内全体に呼びかけましたよねw

そんな時でさえイキってフランス語で挑戦するという遊び心も決して忘れていませんでしたが、肝心のフランス語が出てこないので英語にて。

むしろそれも伝わっていなかったので日本語にて。

もちろん余計伝わりませんでしたw

と、その時またよくわからん駅に電車が止まり、おばちゃんが一人降りてったのですかさずついていき、警察に引き渡していただくところまで完了。

パトロール中だった警察に事情を説明し、署まで連れて行かれる私。

警察「よくあるイベントすぎるからこっちとしては何もできひんわ。とりあえず日本大使館に電話かけたるから話して見たら?」

ということで大使館に電話し、事情を説明。

私「〜〜〜で盗難にあって、泊まるところもないし、現金も一円もないんですけどどうしたらいいですかね?」

大使館「金持ってきたら帰国用の渡航証明かパスポート再発行してあげるよ。 それ以外は無理ゲーだよ。 泊まるとこ提供とか、お金貸すとかも大使館ではできませんよ。」

とのこと。

「え!?w」

って思いましたよね。

つまりただ詰んだということが判明しただけなのですw

むしろ大使館から「もう閉店間近の夜中に電話してくんなよ明日にしてくれ、ってかその電車盗難多いやつからそもそも乗んなよ。」的な文句や説教ニュアンスのトークが始まったので

私「もういいです、あざす。」

と切りましたよね。

普通に泥棒よりイラっとしましたw

ホームレスがほぼ確定になりかけていたということでテンション上がりがちの私。

とりあえず水とタバコでも買って一息つこうと思うも、

「一円も持ってへんやんけwww」という衝撃の事実を思い起こさされる始末w

喉が乾き過ぎていたので、

私「すんません、ちょい水おごってくれませぬか?」

と警察に打診。

警察「ええで。ちょい待ってな。」

と署内にあった自販機へ向かうポリスマン。

1分後、

警察「すまん、ボタン押し間違えた。 これで許して。」

と差し出されたのは何とバームクーヘンでしたよねw

その当時世界最強にいらんアイテムでしたw

 

何せもう夜中の11時回ってるし、詰んだし、ホームレスでもええけど、身軽になるためにいっそのことスーツケースも捨てたろかなとかいうことで迷っていた私。

まあ何せ一つずつ事務処理していくかということで、実家に連絡し、クレカ系をストップ。

ホテルも予約だけで支払いは現地だったのでキャンセル。

セネガル行きの予定も狂いそうだったのでダカールに住んでいる友人のドロにも連絡。

するとドロから電話が。

ドロ「おい、大丈夫か?w  妹パリ住んでるからそこ行け、連絡するわ。」

私「まじ?w」

ドロ「あ、あかんわ、妹も今さっき盗難にあったらしくてその対応させられてるみたいw

他の知り合いもおるから迎えに行かすわ。」

という男前過ぎて逆に切なくなる待遇を受ける展開に。

警察署内で待つこと30分、車で現れたスキンヘッド。

挨拶もそこそこに荷物を車に乗せ、車を出発させるお兄さん。

私「夜遅くにすんません、ほんまありがとうございます。」

スキンヘッド「全然いいよ、今から泊まれるホテル探すわ。」

私「どうも。 ドロの友達なんですよね?」

スキンヘッド「ん?? ああ、うん。 大丈夫、ちゃんとホテル探すから。オッケー?」

なぜか1ミリも話が噛み合わないという謎の状況に困惑マインドの私w

 

さらにフランス語が話せない私と、英語が話せないスキンヘッドということが意思疎通をさらにむずくしておりましたよね。

深夜に無言でホテルを探し回る鬼意味不明なはじめましての二人w

スキンヘッド「全然ホテル空いてないわ、、、大丈夫、絶対見つけるからな!」

私「あざす。なんかすんません。」

スキンヘッド「タバコ吸う?」

私「あ、じゃあ一本いただきます。」

微妙にタバコラポールが形成w

スキンヘッド「ちょ、俺がタバコ吸うってその、、、誰やっけ、、、そのセネガル人に言わんといてな!?」

私「う、うんw」

思いましたよね、なんでタバコごときを隠してるんやろ、なんでドロって言わずにそのセネガル人て呼んでんやろ、とw

私「ドロ知ってるんやんな?w」

スキンヘッド「お、おう。」

なんやねんこの変な感じww

後で判明しましたが、ドロの友人はこのスキンヘッドの兄で、彼はW杯観戦でロシアにいるとのことで代理の弟が来ていたのです。

弟の名前はカリム。

なんかドロから聞いてたやつの名前のやつと違うなーとは思ってましたが、そういうことでした。

「なんでその事実ひた隠しやねんw 言うてくれへんからめっちゃ変な感じなってるやんw」

ですよねw

以下、スキンヘッド改めカリムでお送りしますよ。

カリム「あかん、ホテルないわー。 飯食う?」

私「全然いいっすよ。ぜひ。」

で謎に晩飯を経て微妙に仲良くなる我々。

カリム「めっちゃ汚いねんけどよかったらうちけえへん?」

私「いや全然気にならないですけど、逆にいいんですか?」

カリム「もう全然来てくれ^^ ただ汚いけどな!^^」

なんかめっちゃ嬉しそうになりだしたカリム、鬼謎です。

結局カリムは、

・モロッコ人

・ちょい人見知り気味

・めっちゃ女好き

・愛すべきアホ

・おもろい

・適当

というただのめちゃめちゃええ奴でしたw

なぜか職場に同行したり、パリのローカルな場所に連れてってくれたり、アングラな世界を見せてくれたり、無理やり人生について語ったりと、かなりラポリましたよね。

車を運転中常に道を歩いている女の子に声をかけまくってるカリムなのですが、毎度のことながらその雑さに爆笑されられていた私w

 

私「めちゃめちゃおもろいですやんww」

カリム「こんな感じで10人声かけたら1人か2人はヤレるねん。」

と、すでに10人以上声かけてるやんというタイミングで出たこの真顔での一言には死ねるほど笑いましたw

そんな感じで3泊ほどさせていただいたカリムの家、実はサンドニという鬼治安悪い地区であることは後日知りましたw

2015年のパリ同時多発テロがあったパリ郊外の町ですねw

暴力・窃盗多発で用事がない限り絶対行かない方がいい地域との皆さんからの後日アドバイスでしたが、滞在していた時は自分がサンドニにいるとは思っていなかったので、

「普通にええ町やなー。もしパリに住むんやったらこの辺にしよ!」とまで思っていましたw

サンドニの住宅街。

今思えばサンドニの街を歩いてたらいきなり唾吐きかけられるというイベント発生したなというのはありますが、まあ表面的にはええ街という印象しか残ってないですw

そんな感じで盗難イベント発生から、

・一瞬でパリに援軍を送ってくれ、セネガルについてからも1ヶ月くらい泊めてくれたドロ

・余裕でおもろくてモロッコにて再会予定のカリム

に始まり

・Twitterから連絡をいただき2泊もさせてくれたパリ在住イケメン日本人留学生

・余ってるからとmacbookproをセネガルに送ってくれた女子

・日本での事務処理を圧倒的なスピードでさばいてくれたおかん

などなど、めっちゃええ人たちに助けられ倒してしまいましたよね。

まじで誰なんですかね、『捨てる神あれば拾う神あり』とか言い出したやつは!?w

ホンマ過ぎやろって伝えたいですw

ってな訳でなんとか生き延びたものの、色々足りないものが多くて一時帰国も考えましたが、

そこで日本に戻ったらただのおもんないおっさんに成り下がる恐怖を感じ、半ば強引にセネガルに突入しておもろいことをすることで今回の恩を含め世界に還元できる方面でやっていくことに決定した次第です。

 

盗難に遭っていなければこんなおもろい経験や素晴らしい出会いもなかったやろうなと思うにつけ、泥棒にも微妙に感謝してますw

まあ皆さんはくれぐれも気をつけてくださいまし。

気を取り直してパリ市内観光

あ、一応普通のパリっぽいところも見てきたの写真載っけときます。

エッフェル塔

スターバックス

全く味なかったフランス料理

ルーブル美術館

リュクサンブール公園

バスティーユ

セーヌ川のほとりのおっさん

セーヌ川ほとりでの散歩は鴨川でのそれに匹敵する素晴らしさでした。

次回からはセネガルネタをお送りしていきますよってにお楽しみに。

 

今回の記事に関する感想や、セネガル遠征希望、あるいは1ミリも関係のないことなどなど気軽にメール待ってます。

100%返信してますよってに。

連絡先:shotaokumura.kinshu@gmail.com

お読みいただきありがとうございました。

それでは!

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